ガイドのおすすめスポット

2011年3月23日掲載

岐阜コース

ガイド:向井 理恵

春らしい気候が感じられるようになってきました。卒業旅行や遠足、お花見・・と、これからたくさんの行事も目白押しにやってきます。今年のお花見のご予定はありますか?毎年近くの公園で桜を眺めていた・・という方に、今年は少し違った桜を見に行くのはいかがでしょうか。日本には沢山の桜があります。その中で私が感激した桜があります。それは『根尾谷の淡墨桜』です。

淡墨桜(写真提供・本巣市)
国指定の天然記念物でもあるこの桜は今から約1500年前、応神天皇五世の孫・男大迹王(オオドノオオキミ)が皇位継承をめぐり、後の雄略天皇の迫害を受けました。男大迹王は尾張一宮で難を避け、更に美濃の山奥に隠れ住みました。
年月が過ぎ、都から勅使がお迎えに来られ王は継体天皇として即位されました。村を離れる時、住民との別れを惜しまれて尾張一宮から持ち帰られた桜を植えられた・・という伝説が残っています。

sakura0317.jpgここの桜はエドヒガシという品種で、蕾の時は「薄いピンク」満開の際は「白色」散りぎわの時は「淡墨色」になります。これが「淡墨桜」と言われる所以です。

見事な桜の木の下、皆でお酒を飲んで賑やかに過ごすのも楽しいですが、たまには大きな一本の桜の花をゆっくりと眺めてはいかがでしょう・・。枝張り約20mを越える桜は迫力があり見応え十分だと思います。
さくら資料館(写真提供・本巣市)
またsakura0319.jpg近くには、淡墨桜の樹勢を回復する為に昭和24年に行われた歯科医前田利行氏による根接ぎの様子や宇野千代さんの淡墨桜に関する作品を展示している 「さくら資料館」や大正時代に折れた淡墨桜の枝を彫り作られた「淡墨観音」、その他、山間部では珍しいナトリウム塩化物泉を含み、海水を2.5~3倍に薄 めたものと酷似している事から太古の海の温泉と呼ばれる「うすずみ温泉」等もあります。

うすずみ温泉は淡墨桜に因んだうすずみ色のお湯を張った"桜乃湯" や五右衛門風呂など全14種の湯船がありますので、大人の方から子供さん達にも楽しんで入浴して頂けると思います。

奈良の吉野、大阪造幣局の桜の通り抜け等他にも桜の見所はいろいろあります。桜が咲くまでにはまだ時間がありますのでゆっくり家族や友人達と楽しい旅の相談をして下さい。皆様の旅が素敵なものになりますように。
 

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